2022年8月19、20日 第25回病院総合診療医学会 学術総会に参加しました。

 2022年8月19-20日に、第25回病院総合診療医学会 学術総会に参加しました。当講座からは、塩田 星児先生(准教授)が「Apple Watch が有用であった肺塞栓症の 1 例」を、吉村 亮彦先生(助教)が「Segmental arterial mediolysis の一例」をご発表されました。前者は、患者さんがApple Watchにによる酸素化測定機能により酸素化低下をきたしていることに気付いたことにより受診し、精査の結果肺塞栓症が発見され治療開始に至ったという症例でした。後者は、経時的に動脈解離が複数箇所に出現したことによりSegmental arterial mediolysisと診断し得た症例でした。

 また、本文章の文責 堀之内は専攻医育成賞/指導医賞の候補演題として、「画像精査にて責任病巣を同定し得ず、全身静脈サンプリングにより同定し得た腫瘍性骨軟化症の一例」を発表しました。育成賞受賞とはなりませんでしたが、これが初めての学会発表であり非常に良い経験となりました。今後もしっかりと学会に参加していきたい所存です。

 本症例の診療にあたりましては、東京大学医学部腎臓・内分泌内科の先生方、当院放射線科の先生方に多大なご協力をいただきました。
 この場を借りて謝辞を申し上げます。
 また、指導医である塩田先生をはじめ、ご指導いただきました先生方、誠にありがとうございました。

文責:堀之内 泰雄