2023年2月16日に専攻医向けレクチャーが開催されました(後藤先生)

2022年2月16日に、「CSA対策 医学教育」をテーマに山本 恭子先生(大分大学医学部 医学教育センター)にご講義をいただきました。

医学教育の観点では学習者と一緒に目標と理想像を認識し、自らの気づきにより成長する自己主導型の教育体制が必要となり、それが成人学習理論において重要です。対比された教師主導型の教育は高校までの受動的な教育を指します。今回は自己主導型教育をどのようにして進めていけばよいかレクチャーいただきました。

その中で特にフィードバックが重要と仰っており、こまめな褒めやどこを改善したらよいかを中心にポジティブに伝える、未来型肯定形理論、改善してほしいことを褒めの間に挟むpositive-negative-positiveサンドイッチ理論、5 micro skillsなど本当に多くのテクニックについて教えていただきました。
その後研修医から外来で患者さんのコンサルトを受けるロールプレイを行いました。
様々な研修医の事例をもとにどのようにしてこのようなテクニックを生かしていくのかを一つ一つ解説いただきました。

今後医学教育に携わっていくものとして抑えておかなければならない事が非常に多く、まさに目からウロコのレクチャーでした。学生や研修医の自らによる「気づき」を増やしより質の高い医学教育の提供ができるように努力したいと思います。

末文になりますが、お忙しい中ご講義をいただきました山本先生、貴重なご講義をありがとうございました。

文責:後藤 亮