第10回 家族志向ケア輪読会

第10回 家族志向ケア輪読会

2022年2月10日に、zoomを用いてオンラインで開催しました。

第18章「慢性疾患への挑戦:向き合っていく患者と家族への援助」を扱いました。

「糖尿病の管理は恋人や配偶者が介入することで改善される」(本文より)。糖尿病の中年男性への食事指導をする際に、妻も外来に呼ぶことがあります。このように、普段の日常診療において、家族への対応が重要な場面は多々あります。

慢性疾患の患者の家族は、どのような心境であるのかを中心に、本文をもとに話し合いました。認知症患者の家族が疲弊するケースがあるように、指導医より、「本当に困っている家族は、コミュニティから離れていく」との言葉がありました。

家族へのケアの重要性・難しさを改めて感じた会となりました。

次回は、3月10日の予定です。

<家族志向ケア輪読会>

●日時:毎月第2木曜日 朝 7:30-8:15

●内容:家族志向のプライマリ・ケア(日本語版) https://amzn.to/3vtes6J

当日はよくわからなかったところ、印象に残ったところをピックアップし、

自分の経験と照らし合わせながらの振り返りを含めてディスカッションを行う予定です。

(文責:衞藤)