第1回 Common diseases輪読会

昨年度実施していた家族志向ケア輪読会に続き、今年度から新しくCommon diseases輪読会を開始しました。

日常診療でよく出会い、対応できて当然とされるCommon diseasesですが、それ故に系統的に学習できる機会は意外と少なく、兼ねてより専攻医よりレクチャー希望の多かった分野でした。

第1回は、2022年6月9日にzoomを用いてオンラインで開催され、第19章「市中肺炎」、第19章「非結核性抗酸菌症」を扱いました。

肺炎は外来受診患者の1-2%を占め、日本人の死因統計で3位にのぼる、Common diseasesの代表格とも言える疾患ですが、各先生方が研修を積まれた病院や地域ごとにアプローチ法や対応に差異があり、とても興味深いものでした。また若手の研修医にとって経験が乏しい診療所やクリニックレベルでの外来診療について、現場からの話を聞くことができ、非常に有意義でした。

非結核性抗酸菌症についても参考書が非常にまとまっており、またご参加いただいた宮﨑教授からは専門的な目線からの補足もいただけて、大変勉強になりました。

たくさんの専攻医の先生にご参加いただけたことで、議論も活発なものになりました。ありがとうございました。

次回は7月14日、第21章「肺結核」、第31章「高血圧症」を扱う予定です。

<Common diseases輪読会>

●日時:毎月第2木曜日 20時頃~

●内容:Common Diseases Up to date 南山堂

当日はよくわからなかったところ、印象に残ったところをピックアップし、

自分の経験と照らし合わせながらの振り返りを含めてディスカッションを行います。

文責  筒井 勇貴